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9.秘密部屋
久々更新です。
琴子はともかく、入江くんはハワイまでよくがんばったなーと私は思ったりしています。
だって彼は絶対むっ○り。

と思って書いてみました。
この後も妄想してみたりニヤニヤしてみたりしているのですが…。
うーーむ。




突然会社を訪れた婚約者の姿を見つけた直樹は、自分の口角が自然と上がっていくのを自覚していた。
受付の前で立ち尽くしている彼女の背中を見つめながら直樹は足をすすめる。
取次ぎの電話がかかってきたとき、直樹は丁度仕事を切り上げるところだった。
そのまま待っているように伝えて、直樹はそのまま玄関口へ向かった。

「何の用だ」

不機嫌さを装ったいつものトーンで後ろから声を掛けると、華奢な背中がぴくりと動く。

「い、い、入江くん!」

呼び出したくせに、慌てている婚約者。
くるりと振り返って、大きく見開いたその目が直樹のそれと合う。
けれどそれは一瞬のことで、琴子は直ぐに目をそらした。

「ご、ごめんね?会社まできて」

「ったく、俺が帰るところだったから良かったものの…」

そう口にしながらも、直樹は自分の心が少し軽くなっていく気がしていた。
未だ経営難が続くパンダイ。
日々の業務は過酷を極め、直樹は心身ともに疲労しきっていた。

「えへへ、今日は早いって言ってたでしょ」

だからお迎えに行ってみようと思って。
小さく呟いた琴子の声は、いつもと変わらず暢気で明るい。
出会ったときから変わらないそのトーンにまでもどきりとさせられるのは、思いが通じ合ったからだろうか。
直樹はここが会社だということを自分に言い聞かせて、うつむいたままの琴子から目をそらした。
大会社の入り口に立っている自分達の姿は目立つらしい。
その証拠に何人もの社員が振り返り、背後から声が聞こえる。

「入江社長代理の…」

「ああ、婚約蹴ったのが…」

「あの子?」

小さな声で囁かれる噂話。
直樹に話しかけることで精一杯の琴子には、今のところ耳に入らないらしい。

「行くぞ」

直樹はそう言うと琴子の手を引っ張り歩き出した。

「どこに行くの?」

「二人きりになれるところ」

一時も早くここから出なければ。
一時も早く琴子を妻として紹介できるようにしなければ。
直樹は決意新たに、琴子の手を強く握った。
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わさこ

Author:わさこ
はじめまして!こんにちは!
こちらはイタズラなkiss中心の 二次創作ブログです。
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