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キスまで1cm
イタキスをリアルで読んでいたので、”これ”がゲーセンに登場したのは…二人が学生時代のとき?
それ以降だったかな?と思い出しましたが、はっきりとはせず。
何せ超田舎の女子高生だったということもありますし、遥か彼方のことで…記憶が定かではありません~ひえ~。

お題です、早速取り組んでおりますよ。




大学の授業を終えたあたし達は、ゲームセンターに来ていた。
実はあたしはゲームセンターが好きで、入江くんが遅くなる日や早く授業が終わった日などに、モトちゃんたちいつもの面々と寄っている。
あたし達の部屋に増え続けるぬいぐるみは、殆どがここで得た戦利品。
最初は嫌な顔をしていた入江くんも、最近は何も言わない。

「で?お前の願いってのはどれ?」

不機嫌度100%、という感じで入江くんがあたしに聞く。

「あ、こっち!こっち!」

学校帰りの学生や、会社帰りであろうカップルで溢れかえっているコーナーへあたし達は足を踏み入れた。

「ったく、くだらない賭けなんてしなければよかった」

「ふふん、あたしだってやればできるんだもん」

あたし達がこの場所にいる理由。
それは、入江くんが賭けに負けたからだ。
点滴を失敗し続けていたあたしに、入江くんは言った。

「今度の校内実習で一発で出来たら、何でも聞いてやるよ」

大学の食堂で言い放った入江くんの言葉は、看護科のメンバーや船津くん、金ちゃんまでもが証人になってくれた。
あたしは今日の実習でめでたく成功、今に至るのである。

「入江くんとプリクラを是非!」

あたしが望んで、あたし達はここにいる。

「どれにするんだ」

「あ、あのね!美肌に取れるやつ!」

「ごまかしてどーする」

「いーじゃない!」

いつものようにやり取りをしながら、あたし達はカーテンで仕切られた機械の前に立った。
外はゲームセンター独特の機械音やはしゃぐ人の声が聞こえるのに、なんだか遮断されているみたいだとあたしは思った。

「へえ、意外と密室なんだ」

慌てて顔を上げると、プリクラの画面にあたししかしらない入江くんの顔が映っている。
口角が少し上がっていて、目は穏やか。
こういうときの入江くんはいつも…いつも…。

「琴子、撮影ボタン押さないのか?」

「え、あ、うん」

もたもたしていると、あたしの肩越しから入江くんがボタンを押した。
機械的な声が撮影の開始を告げると同時に、入江くんは背後からあたしの抱きしめる。
細長いきれいなその指であたしのあごを持ち上げて…そして…それから…。

「終わったけど」

気が付いたら、入江くんから開放されていた。
はっと気が付いて、あたしは足元においてあるカバンを手にとる。
出口で印刷されるのを待ちながら、あたしは息を整える。
あんなに、あんなに撮りたかった入江くんとのプリクラ。
それなのにあたしは、何も覚えていない。

「たまにはいーな」

「ひどいっ!あたし、入江くんとちゃんと写りたかったのに!」

「へえ?」

入江くんの胸をぐーで叩いてみるけれど、入江くんにはお見通しだ。
あたしは本気で怒ってはいない。

「見ろよ、あと1センチだったのにな」

ひらひらさせながら入江くんが見せてくれたプリクラ。
誰にも見せないように、机の引き出しの一番奥に入れておこう、そう思った。


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わさこ

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はじめまして!こんにちは!
こちらはイタズラなkiss中心の 二次創作ブログです。
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