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うちのメイドさん11

先日、家族に頼まれまして餃子を作りました。
可愛い子どもと大切なだんな様のために~とかではなく(涙)、「今日ビール飲みたいね!そうだ、久々にアレ作って!」という母からのリクエスト。
ビールのためには労力を惜しまない私は、全力で皮から製作。
美味しかったです、真夏にビールに餃子、サイコー!!!!

でも、でも。



なんだか体中からにんにくのにおいがするような気がして…。
数日たった今でも気になって仕方がありません!!
主婦の皆様、いつもどうされているんですか?



そんな庶民丸出しの私がお送りする、超絶パラレルものです。
いつもよりもさらに妄想が激しいものです。
大丈夫な方のみどうぞ。
初めての方はカテゴリ”ナオキヴィッチ”からご覧になることをお勧めいたします。




「それじゃ、後は若いもの同士で…」

笑いながら去っていく母親の背中を見ながら、ナオキヴィッチは大きくため息をついた。
20数年の親子関係にして、未だにノリーのテンションには慣れない。

「すいません、あの、あたしも何がなんだか…」

ナオキヴィッチのため息を自分に向けられたものと勘違いしたコトリーナは、身を小さくする。
スドー家を出てから数時間。
数時間の間にナオキヴィッチの母親に会い、身包みはがされるようにして着替えさせられた。
きらびやかであこがれていたドレスは、実際に着てみると着心地はあまりよくない。
自分の体には合わないことなんて、自分が一番わかっているのだとコトリーナは思う。
いつものメイド服ではないせいなのか、それとも目の前にナオキヴィッチがいるせいなのか、コトリーナは落ち着かずにいた。

「いや、コトリーナのせいではない」

ティーカップを優雅に持つナオキヴィッチ。
応接間の椅子にゆったりと腰を掛けたその姿に、コトリーナは目を奪われた。

「何?」

「いえ、あの…本当に貴族様なんだなって」

ふっと笑うと、ナオキヴィッチは椅子に座りなおした。
コトリーナはまた、俯いてしまっている。
借りてきた猫とは、まさにこのことだ。

「その格好…」

「え?」

「いつもとは違うから、驚いた」

「あの、ノリー様に貸していただいて、髪もこんなにきれいに巻いていただいて…!」

着ているものが違えど、一生懸命に説明する姿はやはりコトリーナのもの。
テニスコートで別れてから数日間、ナオキヴィッチが幾度となく想像してきたコトリーナの姿だ。
話し出すとリラックスしてきたのか、コトリーナはいつもの人懐っこい笑顔でナオキヴィッチに言った。

「あたし、きれいですか?」

思わず、ああ、と頷きそうになったナオキヴィッチだが、面と向かって言うのはなぜか憚られた。

「流石、上質のシルクだよな」

口から出たのは、思っていたこととは正反対の言葉。

「ひどい!」

顔を真っ赤にして怒るコトリーナの表情を、ナオキヴィッチは楽しんでいた。
笑ったり、怒ったり、泣いたり。
感情表現が豊かなコトリーナは、見ていて飽きない。
けれど、彼女はすぐに俯いてしまった。

「でも…そうですよね、あたしは貴族でもないし…」

小さな声で呟いたコトリーナの言葉が、ナオキヴィッチの心には大きく響いた。

*****

コトリーナの帰宅後、応接間にはノリーとナオキヴィッチの二人の姿があった。
人払いをして二人きりの部屋で、ノリーはずっと思っていたことを口に出す。

「好きなの?コトリーナちゃんのこと」

「あいつはスドー家のメイド。俺は客人」

「それだけ?」

そういいながら息子の目を見てみても、幼い頃から感情のコントロールに長けていたナオキヴィッチの目は動じてはいない。
母親としての直感は信じたいけれど…、ノリーはそう思いながらナオキヴィッチの目を見つめ続けた。

「ああ、それだけだ」

そう応えつつも、ナオキヴィッチの胸はちくちくと痛む。
その痛みが何を意味するのか、直ぐにわかるような…わからないような。
ナオキヴィッチは、表現するにももどかしい気持ちを振り切るように椅子から立ち上がった。
応接間には、コトリーナがつけていた甘い香りが残っている。

「お袋、あいつ…」

「何?」

「いいや、何でもない」

ノリーが貸した香水の種類を聞こうとしている自分に気づいて、ナオキヴィッチは口をつぐんだ。


つづく
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わさこ

Author:わさこ
はじめまして!こんにちは!
こちらはイタズラなkiss中心の 二次創作ブログです。
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