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うちのメイドさん 26
数日サボってしまい、すいませんでした。
以下の二次創作は、いつも以上に妄想激しいものです。
二人が生きている時代も、もろもろのことがいろいろと異なっています。
それでもいいよー、という方のみどうぞ。







「綺麗だ」

ノリーに付き添われて部屋から出てきたコトリーナを見て、スドーは呟いた。
見慣れているメイド服とは全く違う、純白の花嫁衣裳に身を包んだコトリーナは輝かんばかりの美しさだった。
コトリーナは緊張した面持ちでスドーに会釈をする。

「突然の展開で…、えっと」

未だ頭が整理できていない様子のコトリーナに苦笑しつつ、スドーは腕を差し出した。

「行こうか」
 
コトリーナは目を白黒させながら、視線を何度もスドーの顔とその腕に行き来させた。

「突然だったから、親父さんの変わりだ」

スドーの言葉に、コトリーナは笑顔で頷く。
コトリーナがそっとその腕につかまると、スドーは歩み始めた。

*****

即席の結婚式場は、イリーエ家の応接間だった。
テーブルを片付け、椅子を白い布で覆い、花を飾っただけの簡素なもの。
華々しくやるつもりだったノリーは悔しがったが、今からどうしても式をしたいというナオキヴィッチの気持ちを汲んだのだ。

「良かったな」

一歩一歩、ナオキヴィッチの下へ近づきながらスドーはコトリーナに言った。

「いやあ、俺とマッツー家との未来も明るいな!」

「え?」

「俺に希望をありがとう!」

「はあ、どうも…」

テンションが上がりきったスドーの声がやたら大きいのもあって、二人の会話は丸聞こえである。
結婚式に凡そ似つかわしくないその会話を背後で聞きながら、ナオキヴィッチはコトリーナが後ろから少しずつ近づいてくるのを感じていた。
そしてゆっくりとした足取りが自分の隣で止まる。
スドーに連れられたコトリーナと正面を向いたとき、ナオキヴィッチは思わず息を呑んだ。
ウェディングドレスを着たコトリーナが輝かんばかりに綺麗だった。

「うちのメイドさんをよろしく」

スドーはそう言うと、コトリーナの手を取る。
ゆっくりと自分の腕から離し、ナオキヴィッチ腕へつかまる様に促した。

「スドーさん」

「おう」

「あなたの家のメイドさんを、大切にします」

「ああ」

ナオキヴィッチの腕にしっかりと自分の腕を絡ませて二人の会話を聞いていたコトリーナは、涙をこらえることが出来なくなった。
スドーは雇い主であったが、それ以上に自分のことを気にかけてくれた。
マッツー家の長女を狙っていたということもあったが、だがナオキヴィッチとの仲をいつも応援してくれたのだ。
そしてそれはスドーだけでなく、メイド長のシッミーを初めとするメイド仲間も同じだ。
こうやってナオキヴィッチと結婚できたのは、周囲の支えがあったからだ。

「なんだか…、急に実感が湧いてきました」

鼻をぐすりとすすり上げながら、コトリーナは小さな声で呟く。
そんなコトリーナの様子を気にしながらも、ナオキヴィッチは応接間に聞こえるように声を張り上げた。

「コトリーナ」

「はい」

「あなたを、幸せにします」

一筋の涙がコトリーナの頬を伝ってからは、涙が止まらない。
後ろの席では、ナオキヴィッチの両親やイリーエ家の執事にメイド、スドー家からも主のスドーと急遽呼び出されたシッミーがその様子を見守っている。

「あれ?」

異変に気づいたスドーは、目に涙を一杯に溜めたノリーに問うた。

「神父様は?」

せっかくの良いシーンに小声であろうが声を掛けられたことに不快感を露にしつつ、ノリーは言った。

「突然だったので来ていただけなかったの」

神父が来れないことがわかったとき、ナオキヴィッチは表情を少しも変えずに言った。
結婚証明書は後でも良い。
神父の前で誓わずとも、参列者に立会人になってもらえれば良いと。
その提案にノリーは戸惑いを覚えたが、シゲキヴィッチが満足げに頷いていたこともありこのような形をとることにしたのである。

「コトリーナ」

「は、はい」

数時間前までは、自分が今日花嫁になるとは考えもしていなかったコトリーナ。
ナオキヴィッチの問いかけに応じるだけで精一杯だった。

「誓いの言葉を」

ナオキヴィッチの言葉に目を白黒させながらしばらく考えた後、口を開いた。

「あなたを…ナオキヴィッチ様を世界一幸せにしてみせます!」

応接間にコトリーナの明るい声が響き渡った。

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こちらはイタズラなkiss中心の 二次創作ブログです。
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