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二人暮らし(入籍編) 6
これで完結すると思っていたんですが、長くなってしまいました。
新婚さんっていいなーって、友人の”結婚して初めてのお正月を迎えました”的な年賀状を見てしみじみ感じた私です。

以下の二次創作は、二人きりで新婚さんがテーマです。
初めての方はカテゴリ「二人暮らし」からどうぞ。
「二人暮らし」→「二人暮らし(入籍編)」の順番でお進みくださいませ。




午前中の講義が休講になったために玄関まで見送りに出た琴子に、直樹は言った。

「今夜はふぐ吉に行こう」

「え?どうして?今晩は特製スペシャルパスタだったんだよ」

直樹はそのネーミングは何だと心の中でつっこみをいれる。
更に頭の中でツナや明太子、卵、それにきのこ類などがありえない組み合わせでパスタに絡まった様子が思い浮かび、直樹は軽くめまいがするのを感じた。
結婚しても琴子の料理の腕は上がらない。
むしろ必要以上の張り切りが、からまわりしている気がする。
そう思いながらも一生懸命にやっている姿は可愛いから、直樹は出てくる料理は全て食べてしまうのだが。

「お披露目と報告」

奥さんなんだから靴べらを渡したいの!と昨夜から自分を見送ることで頭が一杯だった琴子から、靴べらを受け取る。
普段はほとんど靴べらを使わない直樹だが、丁寧に靴べらを使ってそれを琴子に返すと、彼女は満足げに笑いながらも首をかしげた。

「誰に?何の?」

「秘密。それから、お袋がふぐ吉に行く前に寄れって」

にやりと笑って真意を言わない直樹に、琴子は掴みかからんばかりの勢いで問いかけた。

「えー?気になる!何で?」

直樹は、前のめりになって大声を出した琴子の頬に一つキスを落として黙らせると、ドアを開けた。

「じゃーな、行ってきます」

*****

講義を終えた琴子は、その足で入江家へ向かった。
琴子にとっては実家でもあり義実家でもある入江家。
直樹と二人きりのマンションも良いが、琴子はそのぬくもりにつつまれた空間が大好きだ。
玄関を開けた瞬間に目の前に飛び込んでくる紀子の笑顔を想像すると、琴子は顔が自然とにやけてくる。
琴子は緩んでくる口元を隠せないまま、入江家の玄関を開けた。

「こんにちはー」

玄関先で室内に呼びかけ、靴を脱いでいると足音が近づいてきた。

「琴子ちゃん!いらっしゃい」

琴子を迎え入れてくれた紀子の顔は、琴子が想像していたとおりだった。
ただひとついつもと違うのは、いつもきれいに施されているメイクが今日は一段と華やかであるところだろうか。

「お義母さん、今日は素敵ですね!」

「うふふ、張り切っちゃったのよ」

今日の紀子は、テンションが高い。
いつも明るいのだが、今日は何か良いことがあるのだろうか。

「お義母さん、今日は…」

問いかけようとした琴子の腕を紀子はがっしりと掴んだ。

「さぁ!琴子ちゃん、おしゃれしなくっちゃ!」

引っ張られるように連れて行かれたのは、もともと琴子が使っていた部屋だった。
必要最低限のものだけが残された部屋の中は、がらんとしていて寂しい。
紀子の指示に従い、琴子は姿見の前に立った。

「どんな色がいいかしらね、琴子ちゃんなら明るい色かしら?
でも、シックな色も良いと思うのよね」

そう言いながら紀子が運び入れてきたのは数枚の着物。
琴子の体にあわせては、ああでもないこうでもないと言っている。
琴子は紀子にされるがままになってしまい、姿見の前に立ち尽くしているのが精一杯だった。

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(非公開コメント受付中)

プロフィール

わさこ

Author:わさこ
はじめまして!こんにちは!
こちらはイタズラなkiss中心の 二次創作ブログです。
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