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続・みらいのはなし 8
いまさらながら、どうぶつの森に嵌っています、こんばんは!
数年前にやったきり放置していたので、ざっそうやらGやらがえらいことになっていたのですが、きれいにすると快適そのもの。
魚釣って、果物採取したらお金がもらえるこんな生活…。
現実世界でもこんなのほほんと生きれたらいいのになー。


真逆のお話で申し訳ありません。
シリアス傾向にあるお話ですので、苦手な方はスルー願います。
初めての方はカテゴリ「未来」からどうぞ。




「いい天気になってよかったな、琴美」

膨れっ面のままの琴美の手を引いて歩きながら直樹は言った。
今日は幼稚園のお別れ遠足の日。
公立小学校へ進学する子どもが多い中、斗南小学校へ進学する琴美にとっては、友達と楽しむ最後の遠足だ。
お別れ遠足があると知ったその日から、琴美は琴子の病室で不器用で不細工なてるてる坊主をつくり、ぶら下げていた。
ベッド柵にまでくくりつけるから、リネン交換の日はナースが大変なのだ、と琴子が苦笑していた。
その甲斐あってか、晴天。
けれど琴美の心は晴れなかった。

「ママはだいじょうぶ?」

琴身は朝から何度繰り返したのかも覚えていない質問を、直樹に投げかけた。

「大丈夫だ、朝からオペ室に入ったし、何の心配も要らないよ」

「おぺしつ?」

「手術はうまくいくよ、絶対に」

直樹は琴美だけでなく自分にも言い聞かせるように言った。
足を止めて琴美の顔を覗き込み、優しくその頭を撫でる。
ゆっくりと自分の頭を撫でてくれる父親の大きくて暖かい手に、琴美はようやく笑顔になった。

「遠足から帰ったら一緒にママのところへ行こう」

「うん!」

*****

お別れ遠足とオペの日が被っていることを知ったとき、琴子は琴美よりも落胆していた。
幼稚園の予定表と自分のスケジュールを何度も見比べて、大きなため息をついている琴子に紀子が提案した。

「私が行くわ!みーちゃんと一緒に遠足に行けるなんて何て素敵なんでしょう!」

お弁当を持って、おそろいのリュックと水筒を用意して…、嬉々として話す紀子。
琴子はそんな紀子の後ろに立っている直樹を見た。

「入江くん、あたしの代わりに行ってくれる?」

琴子がそう言うと、直樹は腕組みをしてもたれていた壁紙から体を離した。
驚いた様子で、目を丸くしたまま琴子のほうを見る。

「お前のオペは…」

直樹の脳裏には数日前の琴子の泣き顔が浮かぶ。

「あたしなら大丈夫」

琴子は微笑んだ。

「入江くんは付き添いだけでしょう?」

確かにそうだ。
自らが執刀するオペならともかく、今回は付き添うことしかできない。
けれど、だからこそ付き添いたい。
なかなかうなづかないでいる直樹に、琴子は言った。

「いつも寂しい思いをしている琴美に、幼稚園最後の楽しい思い出を作ってあげて」

強い母親の顔がそこにはあった。

*****

「うわあ、みーちゃんのおべんとうかわいい!」

レジャーシートを広げ、直樹と向かい合わせでお弁当を広げた琴美は、友だちに囲まれることになった。

「パパのてづくりなんだよ!」

自慢げに見せる弁当は、キャラ弁だった。
病院で主婦であるナース達の”キャラ弁”という言葉をこっそり聞きつけ、直樹は琴美の大好きなキャラクターで弁当を作り上げた。
元来器用な直樹。
一度調べただけで作り上げたその弁当に、紀子も舌を巻いた。

「いいなぁ、みーちゃんのパパ!」

何度もそう言われて、琴美はすっかり嬉しくなった。
そんな琴美の様子を見ていると、直樹も嬉しくなる。
直樹がキャラ弁を作ったのは、琴美に少しでも楽しい思いをしてほしいという思いもあったが、もう一つ理由があった。
琴子の顔を思い浮かべると、朝から落ち着かなかったのである。
何かに没頭していると、冷静沈着ないつもの自分を取り戻せるような気がしたのである。

Secret
(非公開コメント受付中)

No title
 お邪魔します^^
 はうっ。本当に大丈夫でしょうか(おろおろ)う~続きがすごく気になりますね~(照)

 たしかに母親が遠足に来てもらえないときの辛さといったらないですよね。
 でも、琴美ちゃんには直樹さんという素敵なおとうさんがいらっしゃいますし、大丈夫ですよ! もちろん、琴子さんも^^

 卒業式の日、雨だった黒豆茶です。。。しくしく、中学のときも小学のときもそうだったので、もしかしたら自分は雨女なのかもしれません(泣)
 直樹さんがお弁当をつくるところ、格好いいんだろうなあ! ちょっと琴美ちゃんが羨ましいです^^

 ではでは、お邪魔します^^ ご馳走様でした。美味しかったです^^
黒豆茶さま
大変お返事が遅くなり、失礼いたしました。
私は琴美ちゃん自身の辛さより、二人のしんどさや辛さを通して成長していく姿を妄想していたりします。
もう私自身の目線がが母親目線なのかもしれません(結婚の予定はさらさらないのですが)
恋人期間が極端に少なくて、ずっとラブラブだった二人のこと。
少しずつ家族として頑張っていってほしいな、的な感じだったりします。
雨女ですかー。
でもそれはもしかしたら、ご自身のせいではなくて周囲のせいだったかも。
卒業式シーズンはどうしても、雨が多い時期ですしね!
ともあれ、コメントありがとうございました。
また遊びにいらしてくださいね。

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わさこ

Author:わさこ
はじめまして!こんにちは!
こちらはイタズラなkiss中心の 二次創作ブログです。
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